Windows10 ブートセクタをMBRからGPTに変換

Windows10  Creators Updateに更新すると起動ディスクのMBRをGPTに変換するツールが実装されたと言う事なので実行してみました。ツール名は「mbr2gpt」というコマンド。

(1) ディスク番号を取得する。

   ・コマンドプロンプトを管理者権限で実行する。

   ・DISKPARTコマンドを実行する。

     list diskを実行しディスク番号を取得する。

(2) MBRをGPTに変換

   ・コマンドプロンプトを管理者権限で実行する。

    ・下記のコマンドを実行する。

     mbr2gpt /convert /disk:0 /allowFullOS

  変換で下記のエラー

   Disk layout validation failed for disk 0

  setuperr.logファイルに下記のメッセージが書かれていた。

   Too many MBR partitions found, no room to create EFI system partition.

 

原因はディスク(SDD)が4つのパーティションが切られているために、「EFIシステムパーティション」が作成できなくて変換がキャンセルされたと思われる。

 ディスク(SDD)のパーティションは下記の通り。

  パーティション1:システム予約(500MB NTFS

  パーティション2:c:\(127.03GB NTFS

  パーティション3:回復パーティション(488MB NTFS

  パーティション4:d:\(128.17GB NTFS

 パーティション4を削除して再度(2)の変換処理を実行。

MBRがGPTに変換された。

 ディスク(SDD)のパーティションは下記の様に変更された。

  パーティション1:システム予約(500MB NTFS

  パーティション2:c:\(126.94GB NTFS

  パーティション3:EFIシステムパーティション(100MB)

  パーティション4:回復パーティション(488MB NTFS

 パーティション3にEFIシステムパーティションが追加された。パーティション2のサイズが100MB減っている。

[結論]

  MBRをGPTに変換するには「EFIシステムパーティション」用の空きがないと変換できないようです。