Windows10 ブートセクタをMBRからGPTに変換
Windows10 Creators Updateに更新すると起動ディスクのMBRをGPTに変換するツールが実装されたと言う事なので実行してみました。ツール名は「mbr2gpt」というコマンド。
(1) ディスク番号を取得する。
・コマンドプロンプトを管理者権限で実行する。
・DISKPARTコマンドを実行する。
list diskを実行しディスク番号を取得する。
(2) MBRをGPTに変換
・コマンドプロンプトを管理者権限で実行する。
・下記のコマンドを実行する。
mbr2gpt /convert /disk:0 /allowFullOS
変換で下記のエラー
Disk layout validation failed for disk 0
setuperr.logファイルに下記のメッセージが書かれていた。
Too many MBR partitions found, no room to create EFI system partition.
原因はディスク(SDD)が4つのパーティションが切られているために、「EFIシステムパーティション」が作成できなくて変換がキャンセルされたと思われる。
ディスク(SDD)のパーティションは下記の通り。
パーティション3:回復パーティション(488MB NTFS)
パーティション4を削除して再度(2)の変換処理を実行。
MBRがGPTに変換された。
ディスク(SDD)のパーティションは下記の様に変更された。
パーティション3:EFIシステムパーティション(100MB)
パーティション4:回復パーティション(488MB NTFS)
パーティション3にEFIシステムパーティションが追加された。パーティション2のサイズが100MB減っている。
[結論]
MBRをGPTに変換するには「EFIシステムパーティション」用の空きがないと変換できないようです。